−私自身の感じた思い−

今んとこ、内定したばっかのあたりまでの感想しかないです。


<説明会>

たくさんの人
自分とあまり変わらないように見える人
同じようなスーツを着て、
同じように大学生
受かる人も落ちる人も
運次第だと思った
だからいつかは、絶対受かると
その時は信じてた

<試験>

2次試験へもなかなか進めない現実
ポストへ届くほとんどの結果が不合格という現実
目の前で、受かっている人がいるという現実
自分が誰かよりも進んでいないという現実

ほんの少しのことに気を遣うようになった
誰かが話している時は隣で頷く
笑顔を絶やさず、強く訴える瞳
演じて演じて
それでも落ちた

今まで21年間生きてきた
それが全て否定されたような
そんな気分
生きてきた証を履歴書に記し、
自分の経験を面接官に話し、
自分の全てをその会社へぶつけようとした
それが認められない
必死で書いた履歴書まで
送り返される

そんなに自分は社会にとって価値がないのか?
社会にとっていらない存在なのか?
私以上の素晴らしい人間が溢れているというのか?

私のどこが劣っているというのだ・・・

焦りと不安
このまま、行きたい会社に全て落ち
路頭に迷うのだろうか

<淡い期待>

受けては落ち、受けては落ち、
最終面接なんて夢のまた夢
全てを投げ捨てたい
全てやめにしてしまいたい
何もしたくない
自信なんてもうない
それでも
自信を持った顔でいなければ
面接では受からない

自分を洗脳する

私は悪い人間じゃない
遊んで暮らしてきたわけじゃない
勉強もさぼることなく頑張ってきた
資格もたくさん取ってきた
人との和も大事にしたし
趣味にも没頭した
何が悪い?

少しずつ慣れて
面接も好感触なことが度々あって
期待して
結果待って
きっと大丈夫だって信じて
そして落ちる

何をやっても
自分はもう
ダメなんだ

ベッドに突っ伏して
しばらく泣いて
無駄な時間を過ごした自分に
自己嫌悪する
泣く時間があれば
もっと企業研究でも
すればいいのに
馬鹿な自分

<手紙>

御礼の手紙を書くのも
だんだん馬鹿らしくなり
気が乗らない時には出すのをやめた
どうせ出したって役に立たない
読んでもらえたって
平気で相手は私を落とす

そんな時
「御礼の手紙ありがとう。君はしっかりしてるんだね」
そんな1言に舞い上がった

御礼の手紙を出す
自分の言葉で自分の感じたことを
素直に書く
相手のいいところを考えて考えて
まとめあげる
その度に、相手のことをもっと知ることができた
小さなことに目がいくようになった
それは絶対にいいことだったんだ
そうして書き上げた手紙を
認めてもらえる
それはこんなに幸せなことだったんだ
細かいフォローをして
相手のことを考えて
形にする
それは私の長所だったはず

私の言葉を
私の気持ちを
受け止めて
それを言葉にしてくれる
この会社に入りたい
小さなとこだけど
アットホーム
人間として見てもらえる
そんなとこ

<内定>

それはあっけない苦難の終わり
そして
新しいスタート

ここは運命の会社
落ちるはずがない
必ず受かる
すべての力を出し切った
これで落ちたら
この世界
絶対間違ってる

電話の音に胸が高鳴り
緊張しながら受話器をとる

5月7日

GW開けの、私の目標としていたその日付に
幕は降りた
「内定です」
待ち望んだその一言。
嬉しいはずなのに
実感が湧かない
喜ぶべきなのに
放心している自分
本当に受かったのか・・・?
あまりのあっけなさにドギマギしながら
急いで答える
「はい。ありがとうございます!」
終わったのか?
これで、ようやく・・・。
無意味に部屋を歩きまわり、
無意味に独り言を呟き、
何十分もして・・・。
だんだんと何かが込み上げる
終わった・・・。
私を包む安心感と充足感。
ようやく、新たなスタート地点に辿りついたんだ・・・
満たされていく優しい心地よさに
全ての疲れが、だんだんと消えていった

<その後>

まだ私にもっとふさわしい企業が
眠っているのかもしれない

そう思い、活動を続けようとした
予約していた会社説明会
決まっていた他の企業との面接
試験もまだあった
少しだけ出て
やめた

悪いところが目につくようになり
自分の理想が高くなっているのに気づく
これ以上続けても意味がない
そう思ってからは
全く身が入らない
やる気も出ない

もうやめよう

あの会社を運命と感じている限り
他の会社に入る気がしない
それはきっと、面接官に
伝わってしまう

夏の研修
それを終えてから
もう1度考えよう

どんな苦労も
どんな困難も
乗り越えていこうと思える会社かどうか
見極めよう

<後悔>

今更思う
先輩訪問をしておけばよかった、と。
やる気がなくなる前に
色んな会社のOBを見て
勉強しておけばよかったと。
どうせ落ちるのだったら
もっとあがいて
もっと社会を知って
もっと素敵な自分になっておけば
よかったのに


▽戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送