+ 江戸時代のゴミ +

名古屋市博物館にて2002年7月27日〜8月25日開催の企画展「名古屋城下のゴミ事情」から私が感じたことです。つまるところ専門的な知識はない状態なので、間違ってるところがあったらご指摘お願いします(^^;

〔ごみ処理〕〔する道具〕〔焼継ぎ〕〔転用〕〔トイレ〕〔食べ物の骨〕〔あかり〕〔焼塩〕〔古着〕


ゴミ処理についての法令では、公共の場である堀川や広小路を清潔に保ち、ゴミを捨てるなってことだったみたいだよ!!
各自ゴミ穴を掘って捨てるしかなかったんだって。
「御城御普請芥捨場所」という資料ではゴミを人が2人ずつでかつぎ、穴に捨てている絵が描かれていたよ。
なんだか大変そう。これなら進んでゴミを増やそうとはしないだろうなって思う。
今は昔以上にゴミがたーーっくさんあるし、自分たちで穴掘って捨てるようになったら、混乱するんじゃないかな。
ゴミの量は減りそうだけどね。
「すり鉢」のような「する道具」はすり目がなくなるまで使われていたよ!!
江戸時代では今よりずーっとすり鉢を使って料理することが多かったみたい。
他にも、毎日のように使われていた硯(すずり)もぼろぼろになってたなぁ。
下駄も歯がすれてほとんどなくなってたの。
今よりも物持ちがいいな〜。
「焼継ぎ」といって割れたやきものをくっつけてあるものも多くあったな。
焼継ぎ屋さんっていう職人も現れたんだって。
明治に入って安いやきものの普及ですたれちゃったみたいだけど、手直ししていつまでも使お〜って心は忘れちゃいけないよね。
茶碗の幽霊が焼継ぎ屋さんに、欠けた部分の修理を頼んでいる絵が描かれた「怪談模々夢寺彙」という資料もあったよ。
あの有名な怪談「番町更屋敷」がモチーフなんだって。
茶碗にも何にでも、きっと思いがあると思うんだ。
ずっと使ってほしいな。大切に使ってほしいな。−−−って。
だから物は大事に扱わなくっちゃね。
この時代は転用品も多かったみたい。
例えばね、甕(かめ)に穴をあけた植木蜂があったよ。
当時の生活事典には「やきものに穴をあける方法」も書かれていたんだって。
似たような鉢が現在も桜草の栽培に使われているらしいよ。
縁に欠けのある香炉もあったな。これは灰皿代わりに使われたんだって。
種火を入れる火入れとして使われた香炉もあるみたい。
こんなふうに1つの物にも色んな役割を与えてあげると、いちいち買わなくてもいいし便利だよね! きっとゴミも減ると思うんだ。
家でも、「他にどんな事に使えるかな〜」って考えてみると面白いかもね!
私のお家では、机の引出しにお菓子の箱とかを入れて、鉛筆やのりや定規みたいに細々したものを整理してるよ。
他にも何かないかなぁ〜。
こんなの家ではやってるよ!っていう人がいたら、ぜひ教えてね!
転用の難しいところは、美観を損ねやすいところかな。
だって、ゴミ箱が花瓶になってたりしたら、やっぱり嫌だもんね。
きっと、インテリアデザイナーの人は転用がうまいんじゃないかな。
落ちてる木の一部を使ってランプや机をカッコよくしたり、テーブルを切ってステキなイスに変身させているところを、前テレビで見たんだ。
効率的な転用できる人って、何だかカッコイイ!
次はトイレの話だよ!
長屋などには各戸にトイレがなくって、共同便所が一般的だったみたい。
尿瓶(簡易トイレ)を使うことも多かったらしいよ。
今も存在する尿瓶(しびん)と形はほとんど同じだったな。
なんだかあれでトイレするのはやだな。すぐに流してバイバイしたい。
でも、この時代は尿や便っていうのは、農家の肥料になったんだって。
そして、なんと!!お金やお米などと交換したんだって!!
値段について言い争うこともあったみたいだし、なんだか不思議。
ちょっと前にNHKで排泄物を肥料にしてる農家が紹介されてたけど、そーゆうところは少ないんだ。
ほとんどの人が排泄物には何の価値もないって感じていると思う。
私もお金と排泄物を交換する、っていう感覚はなんだか想像もつかないな。
でも、無駄な物が無駄じゃなくなるってステキだよね!
名古屋城の三の丸遺跡からは、「魚の骨」や「貝」の骨が出てきたよ。
魚はスズキやタイが多いみたい。他にもヒラメやカツオやコウイカの骨があったな。
貝ではカキやハマグリやマシジミがあったよ。
今と同じ物食べてたんだなぁってしみじみ思っちゃう。
なんだか親近感が湧くなぁ・・・。
あかりの道具としては、「燭台」や「ひょうそく」や「釣灯篭」があったの。
でも、ほとんど壊れていないにも関わらず大量に捨てられているみたいなんだ。
道具だけ見ると今とは違うけど、改良されて機能的になるほど古いものが捨てられていくってゆ〜のは、今と似てるよね。
やっぱり目に見えてどんっどん良くなってけば、買い換えていくものなんだよね。
私もパソコンや携帯電話は壊れていなくても買い換えたりしているしな。
ちょっと悲しいけど、仕方ないのかな。
だって、それだけ便利な物を求めていくのは余裕がある証拠だもんね。
上等な塩「焼塩」は専用の素焼きの容器で作られて、流通したんだよ。
空になったら新しく容器入りを買って、前の容器は捨てちゃうの。
上級武士のゴミ穴から大量に見つかってるんだって。
今もタッパやお弁当箱みたいに何度も使う容器と、マヨネーズやケチャップみたいに終わったら捨てる容器と分かれているし、それと同じような感じなのかな。
「ぼろぼろになるまで使う」っていう側面もあるのに、「中身がなくなったらすぐ捨てる」っていう面もあるなんて、なんだか不思議。
実際に捨てられた容器を見ていたら、少しもったいない気がしたな。
今までゴミばっかり見てきたけど、ゴミ穴から出ないものとしては古着があったんだよ!
古着屋さんはたーっくさんあって、「福井町の家並帳」からは町内の半分が古手屋(古着屋)だったことが分かるんだ。
今はそんなにないけど、でもたまに見かけるね。
それに、商売じゃないところではご近所さんに、あげたりもらったりってけっこうあるよね!
特に子供ってすぐに背が伸びたりして服が着られなくなっちゃうもん。
そんな時ってお隣さんに年が適度に近いコがいると、いいなーってつくづく思う。
私の場合は、お隣さんのほうが年が下だったから、あげる側だったんだ。
今もそうだよ。
着れなくなった服をすぐ捨てるのはもったいないもん。
そんな気持ちは江戸時代の人も同じだったのかもね!



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