+ 公共図書館の児童サービス +
大学で学んだ児童サービス論について、簡単に書いていきます。
公共の、皆が使える図書館で、子供にはどんなサービス(児童サービス)がされているのかお話するよ! まず、児童サービスには何が必要かなんだけどね。 1つ目は子供のために選び抜かれた資料! やっぱり、子供にとっては難しい本もいっぱいあるんだ〜。 見てるだけで嫌になる本って、けっこうあるもんね。 子供のために、いい本、選んでおいてもらえたら便利だよね♪ もちろん、児童書がたくさんある児童室や児童コーナーがないと駄目だよ。 そうじゃないと、たーっくさんある本に、どこ見ていいのか分かんなくなっちゃうもん。 それが2つ目だよ。 3つ目は、子供のために技術を持った図書館員。 図書館の人に聞いても、ちゃんと答えてもらえなかったら何のためにいるの?って思っちゃう。・・・ちょっとひどいかな?でもさ、何も分からない図書館員がいるくらいなら、機械がやってくれたほうが良さそうだもん。やっぱり、色んなこと知ってる図書館の人にこそ、いてほしいよ。 4つ目は、子供!子供がいなきゃ、児童書なんて無駄だもんね。せっかく用意してあるんだから、皆どんどん借りよう! |
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でも、昔からそーゆうサービスがあったわけじゃないんだよ。できたのは最近なんだ。 1870年代は12歳以下の子供には図書館のサービスなんてなかったの。 でも、同じ頃の19世紀後半に、イギリスやアメリカで児童サービスは大切だよ!って言われ始めたんだ。 そして、子供にも図書館のサービスを提供しなきゃ駄目だよ!っていう論文を、クレッチャーさんっていう人が書いたの!!えらい!! 1877年には、アメリカで、サンダースさんが実際に児童サービスを始めたんだよ!! まず、何をしたと思う? 子供にとっては大きすぎるイスの足を短く切ったんだ。 それから、児童室や児童コーナーができていったんだよ。 どんどんと普及していったんだね。 |
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日本では明治36か37年に、児童室や児童コーナーが少しずつできていったよ。 ただ、戦時中は人もいないし、予算もないし、なかなかできなかったの。 1957年には、全部で725館の図書館の中で、児童室や児童コーナーがあったのは216館だけでね。全体の3割にも満たなかったんだ。 少ないね。 それでも、どんどんと増えていったんだよ。 |
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もう1つ面白いことがあるよ! 図書館は、昔は、見るのが中心だったの。閲覧のことだね。 今は貸出しが中心でしょ? 1963年に中小レポートって言う指針が出されてから、だんだんそうなっていったんだ。 中小レポートは「中小都市における公共図書館の運営」の略だよ。 中小レポートには、貸出しを中心にしたほうがいいよ!!っていう内容だったの。 それに共感した人が多かったんだね。 |
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それでも、最初は皆、それは本当にいいのかな?って疑問も持ってたんだ。 そんな時に、1965年、日野市立図書館は、ブックモービルを走らせたりと、貸出しを前よりも積極的にやるようにしたの。 そしたらね! 児童書がいっぱい貸し出されたんだよ!! 当時は、図書館もあんまりなくて「図書館ってお金とられるのかな?」って不安だった人が多かったの。無料なのにね。 そんな時でも児童書がいっぱい貸し出されたってことは・・・、児童書を借りたいなって思う人がとーーーーっても多かったってことだよね。 |
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そんなことがあったから1970年には「市民の図書館」っていう指針が出されたんだ。 公共図書館が重視すべきことを書いたの。 1つ目は貸出しサービスだよ。たくさんの人が本を借りたがっていることが理解されたんだね。 2つ目は、児童サービスだよ!児童書を借りたい人がいっぱいいるってことが分かったから、児童書を皆が借りやすいように工夫しなきゃって思うようになったんだ。 3つめは全域サービス。つまり、たーっくさんの地域にサービスが行き渡るようにしなきゃってことだよ。せっかく図書館がいいことしていても、その図書館が遠くにあったら、皆なかなか行かないよね。皆がどの地域に住んでいても平等にサービスを受けられるようにしようってことだね。 そーゆう流れがあったから1970年代から、図書館をたくさん作ろうって運動もあったんだ。 「ポストの数ほど図書館を」ってよく言われたんだよ。 |
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図書館では子供のために色んな工夫がされているよ。 あんまり広すぎると、どこ見ていいか迷っちゃうから、空間は少し狭めにとってあるんだ。 体が小さい子供からすれば、狭いとは感じないかな。 子供が本を取りやすいように、本棚も低いよね。 どんな本がどこにあるかっていう表示も見やすいよ。 ただ、全ての図書館がそうとは限らないの。 まだ、遅れてる図書館もあるんだ。 いつか全ての図書館の児童コーナーが使いやすいようになってるといいね! だって、図書館って、子供と本を結びつけてくれる素敵な掛け橋なんだもん!! それに、子供って大人の言うこと聞かなきゃいけないし、先生の言うことも聞かないし、学校で教えられる勉強するし・・・。ちょっと受身になりやすい時期なんだ。 でも、図書館は、子供が行きたい!と思ったら自主的に行ける場!! 絶対に子供が使いやすいようになってなきゃいけないと思うよ。 本を見る癖もつくしね♪ 今は、図書館や、学校への出張で、子供への本の読み聞かせなどなどをやってくれるところも多いね。一度参加するといいと思うよ!本に拒否感があっても、誰かが話してくれると、その物語に夢中になることってよくあるんだ。 子供だけじゃなくて、親も、子供にどんなふうに絵本を読んだらいいのかな?って考えるためにもオススメだよ☆ |
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